
- 作者: 國貞克則
- 出版社/メーカー: 朝日新聞出版
- 発売日: 2016/10/13
- メディア: 新書
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簿記の知識がなくても、
決算書の読み方・構造を理解が理解できる。
実際簿記の教本から勉強すると
貸借対照表・損益計算書・キャッシュフロー計算書の3つを独立して考えてしまい、
いまいちつながりが分からなかったが、
本書を読んだことで、それぞれの資料のつながりが理解できた。
財務3表について
- 貸借対照表(B/S)
貸方にどこからお金をあつめてきたかを記載し、
借方にどこにお金を投資しているのかを記載している。
「集めてきたお金が、どうなっているのか」を表すので、
左右で合計額が一致している。(=バランスシート)
- 損益計算書(P/L)
利益をどれくらい上げているのかを記載する。
- キャッシュフロー計算書
「お金を集める」「投資する」「利益を上げる」
についての現金の出入りを記載する。
残高試算表
「資産」「負債」「純資産」「費用」「収益」の5項目に分類して、
記帳されたものを「残高試算表」という。
下図のようにB/SとP/Lは、残高試算表から分かれてできている事がわかる。
収支計算表だけでは資産や借金の規模が把握できず、
会社の状況が正しく表されていないので、
上記のような表が作られた。
またそれだけではキャッシュの出入りが不明瞭なため、
新たに現金の出入りに着目したキャッシュフロー計算書が作成された。